私が教員を辞めて、塾での教育を始めた理由。

ラパン学習塾

はじめまして、東急田園都市線江田駅から徒歩1分にある個別指導塾「ラパン学習塾」塾長のゆうきです。

私は５年間、小学校教員として多くの子どもたちと過ごしてきました。

毎日、教室の中で「わかった！」と目を輝かせる子どもたちに囲まれながら、私も一緒に成長していきました。ですが、ある日ふと気づいたことがありました。それは、学ぶことの本当の意味についてです。

「学ぶことって、ただ正解を知ることだけ？」

「わかった！」という瞬間、子どもたちの顔に広がる笑顔。それは私にとって、何よりのやりがいでした。でも、あるとき、そんな瞬間に疑問を抱いたんです。

「勉強ができる」って、正しい答えを知っていることだけなのでしょうか？もちろん、答えを知ることは大事ですが、それだけで本当に「できる」と言えるのでしょうか？

ある日のこと。算数の授業で、ひとりの子が難しい問題に取り組んでいました。最初は手もつけられずにいたその子も、少しずつ問題に取り組んでいき、最終的に自分で解答を出せるようになりました。
彼の顔を見たとき、その笑顔は単に「正解」を出したからではなく、「自分で解決した」という自信に満ちたものでした。その瞬間、私は確信しました。学びの本質は、ただ答えを知ることではなく、考える力を育てることだと。

料理と同じように、「考える力」を育む

そのとき、私の中に「料理」のイメージが浮かびました。もしも、レシピ通りに料理を作ることができるとしても、それだけでは「料理が得意」とは言えませんよね。レシピを丸暗記しても、次にどんな食材を使うかや、どうアレンジするかまでは分からないからです。大事なのは、食材の特性を理解し、調味料のバランスを知り、そこから自由にアレンジできる力だと思うんです。

学びも同じです。子どもたちには、ただ「答え」を知るのではなく、その解き方の「考え方」を理解し、どんな問題にも応用できる力を育んでほしい。

たとえば、算数で「通分」を覚えるだけではなく、なぜ通分が必要なのか、その背景にある原理を理解することで、どんな問題にも柔軟に対応できる力がつきます。これはまさに、料理における「調味料の使い方」を理解することに似ていると思いませんか？

ひとりひとりに合わせた学びを

私が教員として経験した中で、もっとも感じたのは「ひとりひとりのペースで学べる環境が必要だ」ということでした。学校の授業では、どうしてもみんなが同じペースで進んでいきます。しかし、すべての子どもが同じスピードで学べるわけではありません。私は、それを塾という環境で解決したいと考え、ここに至りました。

ラパン学習塾では、ひとりひとりに合わせたペースで学びを進め、深く理解することを大切にしています。お子さんが「できる自分」を実感し、その自信を持って次に進めるような環境を整えています。そして、それは決して一方的に教えることではなく、お子さん自身が「考える力」を育む時間です。たとえ少し時間がかかっても、自分で考え、試行錯誤することで身につく力が、何より大切だと思っています。

できるようになったその瞬間に

また、ある生徒が、最初は自分で問題を解くことに自信がなく、「できない」と落ち込んでいました。でも、少しずつ「できた！」という瞬間が増えていく中で、その顔はどんどん輝きを増していきました。最初は不安そうだったその子も、次第に「私、できるかも」と自信を持つようになり、最終的には難しい問題にも挑戦するようになったんです。その成長の姿を見守ることができたとき、私もまた心から嬉しく思いました。