3日坊主を卒業せよ!【マインドセット】

こんにちは! ラパン学習塾 塾長のゆうきです。

前回は、自己肯定感を高めるためのマインドセットを紹介しました。(詳しくはこちら↓)

【マインドセット】他人と比べることに何の意味がある?

こんにちは ラパン学習塾 塾長のゆうきです。 いつも記事をご覧いただきありがとうございます。 今日は勉強だけでなく、何かを頑張るときのマインドセットについて、私…

今回は、せっかくマインドセットを整えて、「頑張るぞっ!」ってやる気を出したのに、問題にぶつかってしまった人向けに話します。

「せっかくテスト勉強の計画を立てたのに続かない」
「やる気が出たと思っても3日で終わってしまう」
私の塾の中学生は、ほとんどの人は一度はこの状況に陥ります。

あるあるですね。私自身も経験あるし、大人になっても経験することじゃないでしょうか。

では、計画を遂行できる=習慣化できるようにするために、まずはモチベーションの種類から解説します。

短期モチベーションと長期モチベーション

モチベーションは大きく分けて2種類に分けられます。

簡単に言うと「短期モチベーション」と「長期モチベーション」です。

短期モチベーションは、突発的や、行動を起こす前のやる気です。
具体的には

  • テストの点数が悪かったときに「次こそ頑張る!」と思う気持ち。
  • 筋トレを始めたばかりで「絶対マッチョになる!」と気合を入れるような気持ち。

これらのモチベーションにだけ頼ると、最初の数日は頑張れますが、長続きしません。

人間のモチベーションは不思議なもので、例えば筋トレなら「腹筋を毎日100回やるぞ!」と意気込めば、最初の3日はできます。

ところが、4日目にきついなと思うと、回数を減らして50回とかにすればいいところを、「もうやめた!」と100→0回になってしまう人が多いのです。

こういった短期モチベーションを脱却し、長期モチベーションで行動できるようにしなければなりません。

長期モチベーションを得るために(具体例)

長期モチベーションを得るためには、私の話をよく聞いてくださっている方には耳タコな言葉「目的」と「目標」が大切です。

ところで、みなさんは「目的」と「目標」の違いは何だと思いますか。

「何かを目指す」というニュアンスでは同じですが、厳密には違います。

私は子供たちには次のように説明しています。

目的:目指すべき理想の姿、最終的に成し遂げたいこと。
目標:目的を達成するための通過点:道しるべ。
手段:目標を達成するための具体的な方法

たとえば「運動会」を例にしましょう。

運動会をなぜやるのか、子供たちに聞くと帰ってくる答えは
「紅組(白組)に勝つために」「体力をつけるために」
という答えが返ってきます。(もちろん否定はしません!)

しかし、それらは目標であって、目的ではないのです。

もし相手チームに負けたならば、負けたチームの子は運動会を頑張った意味がないのでしょうか。いや、決してそんなことはありませんよね。

勝とうが負けようがそれは単なる結果で、そこまでの過程で「あきらめない力が身に付いた」とか「友達の意外な一面を知った。」とか、そういう小さな成長に価値があります。

運動会の目的は、「俺たちが学級目標に近づくこと」です。

その目的を果たすために、様々な目標を達成し、時には遠回りをしながら進んでいきます。山登りをイメージすると分かりやすいです。

画像
目的を果たすまでの図

だいぶ話がそれました。

勉強もこれと同じで、勉強を通して最終的に自分がどうなっていたいのか(目的)を立てて、これを達成するための目標をたくさん設定していくことが、長続きのコツとなります。

勉強に当てはめると?

では勉強に「目的」「目標」「手段」を具体的に当てはめてみましょう。

目的
「〇〇中学・大学に合格する」
などをイメージする人が多いですが、これは目的ではありません。

特に我々教育者は、これを目的にしてはならないと思います。

理由は先述の通り、じゃあその学校に行けなければ、そこまでの過程は無駄だと思い込ませてしまう可能性がとても高いからです。

勉強する目的は「自分をよく知り、なりたい自分になる力をつける」ことです。抽象的ですね…(笑)ただ話すと長いので今は割愛します。

目標
目標は段階を分けてたくさん立てましょう。

大目標:(定期テストで何点を取る)(△△に合格する)など
中目標:(単元テストで満点を取る)(何月までに何を終わらせる)など
小目標:(1日に30個単語を覚える)(チェックテストをする)など

手段
目標達成のための具体的な手段を考えましょう。

・まずは1周して分からない箇所をピックアップする。
・苦手な単語を使って例文を作ってみる。
・漢字の似ている字を調べてまとめてみる。  などなど

まとめ

勉強を続けられない原因は「やる気のせい」ではなく、「目的があいまい」だから。

  • 目的を明確にする
  • 目標を小さく分けて設定する
  • 達成するための手段を考える

この流れを意識するだけで、短期モチベーションから長期モチベーションに変わり、長続きするようになっていきます。

ラパン学習塾では、学習指導だけでなく、学習習慣を身につけることを通してお子様の自信を育てています。

いっしょにより良い未来を開いていけることを願っています。

ここまで記事をお読みいただきありがとうございました。

ラパン学習塾 塾長ゆうき

\ 最新情報をチェック /